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2012.09.08

"証"について

”証”ってどんな歌なんだろう・・・
この歌で、何を生徒達に伝えよう・・・

なかなか練習中に上手く説明出来ていないので、ちょっとまとめてみました
文字にすると上手く伝える事が出来ないのですが、皆さんの歌う時の参考として下さい

※辞書では"証:ある事柄が確かであるよりどころを明らかにすること"と書かれています。

【背景・イメージ】
登場人物 :20歳前後の男女 
      最初の練習の時に、同性の可能性も有ると言いましたが、今は異性と思っています。
      理由ですが、練習番号"K"で"追憶の破片を 敷き詰めたノートに 君の居ないページは無い"という歌詞があります。
      この部分を意訳すると、"過ぎ去った思い出の破片を集めて作った頭の中スクラップブックの全てのページに 君が
      居る"となります。
      例え親しい同性の友人であっても、全てのページ居るという事はなかなか・・・と思うので、異性としました。

      これから旅立とうとしている人:女性
      旅立ちを見送る人       :男性
       これは、歌詞の中で、1人称を"僕"としている事から男性としました。
       稀に、女性でも1人称を"僕"としている人もいますが、ここでは考えない事としました。

場所   :彼女が(と?)住んでいたマンションの下。

時刻   :夕方
      彼女の引越しの荷物が出発し、本人がこれから電車で移動する為に駅へ行こうとしている。
      何故夕方か? 
       ⇒お互いになかなか"行く"という言葉が言えず、ギリギリの時間になってしまった為。
        これは、練習番号"A"の歌詞に"前を向きなよ 振り返ってちゃ 上手く歩けない"とあり、彼女も後ろ髪を
        引かれる思い出いる事が伺えるから。


【曲の解釈 概要】
曲全体については、歌詞から次の様に考えました。

お互いの夢の為に別々の道を歩く事を決めた二人が、その別れの時を迎えている。
彼氏は引き止めそうになる心を、それぞれの夢を追う事を理由に押さえ込んでいる。
夢を追って旅立つ彼女には、"我侭だ"と言われようともその夢を追う事を望み、
自分は夢に敗れて諦めたら再び夢を追う様に叱って欲しいと望みながら・・・
(恐らく夢への思いは彼女の方がはるかに強く、彼女の目指す夢の先には希望が見えるのかもしれない。
 また、彼氏の見ている夢の先に何があるか良く分からないけれど、あまり明るく無さそうに思われる)
"二人でまたいつか再び今の様な状況に戻ろう"という言葉は不確実な淡い夢の様に感じるし、"二人でまたいつか再び今の様な状況に戻ろう"という事自体が叶わない約束の様に感じて、何度約束しても心の中に馴染んでこないように感じている。(今、目の前にある現実なのに、それが受け入れられない)
それなのに、過ぎ去った思い出の破片を集めて作った頭の中スクラップブックの全てのページに君が居る。(これが今の現実の様に感じている。前の行との対比表現)
やがて彼女の姿が見えなくなった時、彼氏は彼女に感謝しながら
 "傷つけ合っては 何度も許し合えた事" それは、彼ら二人の、他に代わりの居ない彼ら二人の"証"であり
 "傷つけ合っては 何度も笑い合えた事" それは、彼ら二人の、深い"絆"である事
を深く胸に刻みつけ、この"証"と"絆"を胸に抱いて、彼氏もまた新たな道へ歩み出す。

数年後に彼らは再会できるのか?については、皆さんの経験等から想像してみて下さい。


この曲の解釈から、私が生徒達に伝えたい事は(昨年のYELLとも似てますが・・・)

人生にはいくつも別れ道があります。 自分の夢と大切な人と両方選べない別れ道に来た時にどう考えるか?
とても難しい課題です。
この歌に出てくる二人は別々の道を歩く事を選びました。
しかし、安易に夢を追う為に別の道を選んだわけでは無く、色々な羽陽曲折の中で築いた"証"と"絆"を胸に抱きながら、お互いに傷つく事無く、納得して歩き始める事が出来ています。
生徒達にも、この別れ道に立った時に、自分の我侭だけを押し通すのでは無く、自分の家族、友人、恋人との"絆"を大切にし
ながら、より良い道を歩んで欲しいのと、離れ離れになっていても、その人たちとの関係が揺るがない"証"を立てて欲しい。
との思いを伝えたい。

コメント

なるほど。。。そういう背景ですね。。
異性として想像していなかった分、新鮮な気持ちで歌えるのかもしれません。。

歌詞をよく読むって大事ですね。

そしたら、もうすこし棒読みでなくなるかな??

明日、がんばります!!

  • 2012.09.14 23:50
  • JUN.

furuichiさんへ
flumpoolの原曲を聞くと、ちょっとイメージが違うのでビックリするかも・・・(・∀・;)

やはり合唱用にアレンジするとちょっと雰囲気がね・・・

混声になるとまた雰囲気が違って面白いですよ((・´∀`・)) ぜひ聞きに行ってあげて下さいねd(≧∀≦)b

  • 2012.09.11 22:07
  • YASUDA

安井さんへ
最初は、高校卒業時くらいの曲かと思っていたのですが、歌詞の隅に、高校生ではない、少し大人の雰囲気を感じたので20歳前後としました(´ー`A;)

この曲の中の彼女はとても強いなぁ・・・と思いました
(ノ `・∀・)ノ゙

この二人の距離は、名古屋⇔東京くらいかなぁ?イメージとしては、行く事の出来ない距離ではないけど、すぐに行けない・・・ くらいの(*´・∀・)

  • 2012.09.11 21:49
  • YASUDA

myumyuさんへ
私もこれまでの練習で、上手く曲を歌う所まで出来ていなかったので、ちょっと反省してますm(;∇;)m
次回の練習で、曲の思いを伝える事が出来る様に、練習したいなぁ・・・と思っていますヽ(*´□`)ノ゙

本番まであと少し、頑張りましょうp(*`・ω・´*)q

  • 2012.09.11 21:44
  • YASUDA

私も安井さんと同じで学生ぐらいかと思ってました(^v^)
合唱曲しか聞いてないからでしょうか?flumpoolの原曲を聴けばまた違うイメージになるんでしょうかね。
本番終わったら聴いてみようと思います。

上の子の学校の合唱コンクールでうちの子とは違うクラスですが、『証』を歌うことになったらしいです。これは是非とも聴かなければ・・・
と今から楽しみです。男の子の声が入るとまた違ったイメージになるんでしょうね。

  • 2012.09.11 08:48
  • furuichi

私の妄想より ちょっと 大人の設定でした (笑) 大学進学で 県外に・・・ 位で  真昼間の旅立ちでしたし
でも 改めて 女性の強さ、男性の弱さを感じてしまいました
好きな人と別れてまで叶えたい夢があるなんて 素敵だわ~ 

  • 2012.09.10 09:05
  • 安井

曲に対するYASUDAさんの思いを拝見して、
今回の曲も、本当にいい曲だったんだなあと改めて思いました。
今までは、暗譜等、とりあえずやるべき事に必死でしたが、この曲が伝えたかったことを考えながら歌えるようになれれば、と思いました。そのためには、暗譜をしっかりやらないといけないと思いますので、出来ることをキチンとやって、さらにプラスアルファができればと思います。

  • 2012.09.09 17:02
  • myumyu

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